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自転車のコラム

自転車を断捨離したい!その方法や必要な手続きについて解説

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壊れている自転車や使わなくなった自転車が自宅に放置されており、そろそろ断捨離したいと思っている方は多いでしょう。断捨離する方法や必要な手続きについて知らない方も少なくありません。必要な手続きを行わず処分をすると、トラブルに繋がる可能性も…。

そこで今回は、壊れた自転車とまだ乗れる自転車を断捨離する場合のそれぞれの方法、断捨離する際に必要な手続きなどについて解説します。自転車はただ単に捨てれば良いという訳ではありません。必要な手続きを行い、適切な方法で処分をしましょう。

自転車を断捨離したいと考えるのはどんなとき?

断捨離とは、不要な物を処分するだけでなく、物にとらわれることなく生きていこうとする考え方のことです。片付け論の一つであり、ヨガの「断行」「捨行」「離行」という3つの考え方に基づいて提唱されたものです。「不要な物を断つ、捨てる、物から離れる(執着しない)」という生き方や考えを目指すことが、断捨離の意味であるともいえます。

自転車の断捨離でも同じことがいえます。自転車が壊れて動かなくなった、新しい自転車を購入するために古い自転車を処分したい、徒歩や電車・車といった他の交通手段に変更したため不要になった、引っ越しの時に大きな荷物になるため処分したい…、といった理由から自転車の断捨離を考える方が多いでしょう。

自転車の寿命は、5~7年と言われています。乗り方や使用頻度によって異なりますが、1~2年程で消耗品の交換時期がきて、タイヤの摩耗やギアチェンジがスムーズにできない、走行中に異音がする…といった不具合が出てくるでしょう。交換で済めば問題なく使用できますが、大きな部品となると費用も高額になり自転車を買い替えた方が安く済むこともあります。その様な場合も断捨離をするタイミングといえます。

壊れた自転車を断捨離する方法

壊れた自転車が家に置いてある方は多いはずです。
ここでは、壊れた自転車を断捨離する方法を解説します。

自治体の粗大ごみとして出す

壊れた自転車は、自治体の粗大ごみとして出すという方法があります。粗大ごみとして自転車を出す場合、有料の地域が多いですが、地域によっては無料で回収してくれるところもあります。また、地域によって粗大ごみの出し方に違いがあるので、住んでいる地域の処分方法について調べて出しましょう。ここでは、東京・大阪・名古屋の粗大ごみの費用例を紹介します。

東京都

地域により自治体で回収を行っているところと、粗大ごみ受付センターでまとめて受付しているところがあります。粗大ごみ受付センターでも、地域によって回収と持ち込みに分かれており、処分費用が異なります。ごみを出す前に、お住いの地域の処分費用がいくらなのか、事前に確認しておきましょう。<東京都 粗大ごみ受付センター
下記に東京都の自転車の処分費用の例を紹介します。

自転車の種類 回収時の費用 持ち込み時の費用
自転車(16インチ未満)、子供用三輪車、一輪車 400円 0円
自転車(16インチ以上)、大人用三輪車 800円 400円

※電動自転車は、バッテリーを取り外して荷かご等に入れて出す必要があります。

大阪

大阪市の場合は、粗大ごみ収集受付センターに申し込みを行い処分します。料金区分は、1点につき200円、400円、700円、1,000円の4つに分けられます。自分の出したいごみの料金は、粗大ごみ処理手数料一覧から確認してください。下記に大阪市の自転車の処分費用の例を紹介します。

自転車の種類 処分費用
三輪車(子供用) 200円
自転車 400円
電動機付自転車(バッテリーが外されたもの)、大人用三輪車 700円

名古屋

名古屋市の場合は、粗大ごみ受付センターに収集の申し込みをし収集をしてもらうか、処理施設に自己搬入して処分してもらいます。名古屋市の粗大ごみ処理の手数料は、品により変わるので確認してください。<粗大ごみ処理手数料の目安
下記に名古屋市の自転車の処分費用の例を紹介します。

自転車の種類
三輪車 250円
自転車 500円

※処理施設に自己搬入する場合は、10kg毎に200円を現金での支払いになります。

自転車販売店に処分を依頼

自転車販売店では、引き取り処分を受付している店舗も多く、大手チェーン店であれば連絡なしで持込しても対応してもらえる可能性があります。自転車販売店で処分してもらう場合は、店舗によりますが500~1,000円程度の処分費用がかかります。また、壊れて動かせない自転車の引き取りも事前に連絡していれば引き取りに来てくれるところもあるので、相談してみると良いでしょう。
自転車販売店は、防犯登録所を兼ね備えている場合が多く、その場で防犯登録の抹消の依頼もできます。

不用品回収業者に処分を依頼

定期的にトラックで街を巡回している不用品回収業者も自転車を引き取りしてくれます。その場で回収してくれたり、連絡すれば自宅まで取りに来てくれたり早く回収してくれるので、自転車の処分が手短に済みます。しかし、処分費用が他の方法に比べ割高になるケースが多く、1,000~3,000円が相場となっています。また、防犯登録の抹消ができるかどうかは業者によって異なるので、事前に確認しましょう。

引っ越し時に処分を依頼

引っ越しの時と同時に処分してもらう方法もあります。処分のための手続きやお店に持ち込む手間がかからないので楽に済みます。不用品の引き取りサービスを行っている業者は多くあるので、見積もり時に相談してみましょう。
処分費用は、引っ越し費用とは別にかかってきます。

まだ乗れる自転車を断捨離する方法

まだ乗れる自転車を断捨離する場合は、リサイクルや買取・販売といった方法が良いでしょう。ロードバイクやクロスバイクは人気があり、多少の故障程度であれば買取や販売が可能です。状態の良い自転車であれば、思ったより高値で買取してもらえる可能性があります。

では、まだ乗れる自転車を断捨離する方法を見ていきましょう。

リサイクルショップで査定してもらう

リサイクルショップで自転車の査定をしてもらう方法があります。リサイクルショップは、店舗持込と出張買取を行っているところがあります。その場で、ブレーキやライトのチェック、チェーン切れや自転車の状態などの確認があります。その点検で問題なければ買取してもらえ、1,000円以上の買取価格になることが多いようです。

ロードバイクやクロスバイクといったスポーツ系の自転車は、人気が高いことや自転車の価格自体が高価なため、特に不具合が無ければ高価買取に期待できます。通常の自転車でも、状態が良ければ買取価格のアップが狙えます。そのため、査定に出す前には自転車をきれいに洗いましょう。

ネットオークションやフリマサイトに出品

ネットオークションやフリマサイトなどに出品するという方法もあります。最近は、利用者もかなり増加しており、思ってたより高額で落札されることがあります。だれでも簡単に出品でき、値段設定も自分の判断でできるので、比較的高額で売ることができます。

しかし、発送や梱包といった手間がかかることや個人間での取り引きなのでトラブルになるケースがあるので注意しましょう。他にも、出品前に防犯登録の抹消の手続きを行わないとマナー違反になるので、必ず手続きを行いましょう。

友人知人に譲る

知人や友人に譲るという方法もあります。友人や知人に譲ることができれば、処分費用がかからず自転車の置き場所にも困りません。ただし、一点注意しなければならないのが、防犯登録の抹消手続きです。人に譲る場合でも防犯登録の抹消手続きが必要です。もし、抹消手続きができない場合は、自転車と一緒に防犯登録カードを渡しましょう。カードを無くしてしまった場合は、譲渡証明書を作成しましょう。防犯登録カードと譲渡証明書は自転車の名義変更を行う時に必要となります。

自転車買取専門店で査定してもらう

自転車買取専門店で査定してもらうという方法もあります。買取専門店は、自転車のプロが自転車の状態や価値をしっかりチェックしてくれるので、他の査定などより高い査定額が出る可能性があります。自転車買取専門店では、アップガレージサイクルズがおすすめです。状態の良い自転車が高価買取してくれるのはもちろん、他店では買取できないものでも査定して買取してくれます。
また、買取には「店頭買取・出張買取・宅配買取」の3つがあり、自分に合った買取方法を選ぶことができます。少しでも高く査定してもらいたいという方は、買取専門店のアップガレージサイクルズの相談してみてください。

▼こちらの記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
自転車の引き取りはどこでしてもらえる?乗れる自転車・壊れた自転車に分けて解説!

自転車の路上放置・共用スペースに放置するのは厳禁

自転車を断捨離しようと思って、自転車の路上放置や共用スペースに放置することは厳禁です。それは断捨離とは言いません。自転車を路上や共用スペースに放置することで、トラブルになる可能性があります。
では、どのようなトラブルになるか見ていきましょう。

盗難自転車として警察から連絡がくることがある

自転車を路上に放置していて、知らない人がその自転車を乗っていってしまうと、盗難自転車として警察から連絡がくることがあります。断捨離のつもりで放置していただけで、警察から連絡がくると気持ちが落ち着かなくなってしまうでしょう。また、自分の自転車が犯罪に使われると、容疑がかけられてしまうこともあります。
そのような事態を避けるためにも、自転車の置き場所には注意しましょう。

住民トラブルになることがある

賃貸や分譲のアパートやマンションの共用スペースに自転車を放置した場合は、住民から苦情がきてトラブルに繋がる可能性があります。マンションやアパートは、住民の数が多いので、必然的に自転車の数が多くなります。そこで、断捨離のつもりで自転車を放置していると、他の方の迷惑となるのでやめましょう。
壊れていたり乗らない自転車は、早めに処分してトラブルを避けましょう。

自転車を断捨離する際には防犯登録の抹消手続きをしよう

自転車を断捨離する時は、必ず防犯登録の抹消手続きが必要です。防犯登録所へ防犯登録カードを持参すれば、簡単に手続きできます。防犯登録所は、自転車販売店などが請け負っているので、近くの店舗に連絡して確認してみましょう。

自転車の防犯登録とは

自転車の防犯登録は「自転車防犯登録制度」という名称で、自転車の安全利用や盗難被害の早期解決のために、自転車を保有する人が登録しなければならないものです。都道府県により異なりますが、「登録料は550~660円程度で、有効期限10年間」です。
自転車を新たに購入した場合は、その販売店で同時に登録をしてくれます。自転車を譲渡してもらった場合は、最寄りの自転車防犯登録取扱所(自転車販売店など)で防犯登録をします。この際も登録料として550~660円程度かかります。

防犯登録は、お住まいの都道府県警察に登録されるため、自転車を処分または譲渡する時、都道府県を跨ぐ引越しをする時は登録の抹消または再登録を行う必要があるので注意しましょう。

防犯登録の抹消手続きの方法

防犯登録の抹消手続きは、「防犯登録抹消したい自転車本体・自転車防犯登録カード・身分証明書」の3点を持参し、防犯登録所で手続きを行います。手続きが完了すると、「自転車防犯登録変更(訂正)・抹消届」が発行されます。これが証拠になるため、大切に保管しておきましょう。

▼防犯登録の抹消についてはこちらをご覧ください!
自転車の処分前には必ず防犯登録の解除手続きが必要です!

自転車を断捨離したいなら自転車買取専門店も検討を

これまで自転車を断捨離するための、いろいろな方法を解説しました。簡単にできるものや手間がかかるもの、処分費用を払うものや売れるとお金を貰えるものなどがありました。自転車を断捨離するなら、なるべく手間をかけずに断捨離した方が楽ですよね。

そのような方には、出張買取・店頭買取・宅配買取の3つが選べて手間のない「アップガレージサイクルズ」がおすすめです。アップガレージでは、まだ乗れる自転車はもちろん、他店で買取して貰えないような自転車も査定し、買取してくれます。買取専門店ならではの情報や買取経験などから、高価買取に期待できるのも良い点です。自転車の断捨離で困っている方は、一度相談してみてください。

まとめ

今回は、壊れた自転車とまだ乗れる自転車をそれぞれ断捨離する方法や自転車を放置した場合のトラブルなどについて解説しました。壊れた自転車は処分となるケースが多いですが、まだ乗れる自転車は査定や買取に出す方がおすすめです。自転車の状態によっては、思ったより高値で買取してもらえることがあるので、臨時収入に繋がります。その際には、防犯登録の抹消手続きは忘れずに行いましょう。

また、自転車を断捨離するために、路上や共用スペースに放置するのはやめましょう。他の人の迷惑になったり、トラブルに繋がる可能性があります。自転車を適切な方法で断捨離し、身の回りの整理をしましょう。

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