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自転車のコラム

自転車の引き取りはどこでしてもらえる?乗れる自転車・壊れた自転車に分けて解説!

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乗らなくなった自転車や壊れた自転車をそのまま放置している、という方は多いでしょう。また、不要になった自転車の引き取り方法が分からない…、と自転車の処分で悩む方も少なくないです。処分する時は、なるべくお金をかけず面倒な連絡等がない方法で行いたいものです。

そこで今回は、自転車の引き取り方法や処分方法等について解説します。路上放置してしまうと、後から警察から連絡がきたり、住民トラブルにつながるケースもあります。自転車は、適切な方法で引き取りや処分を行いましょう。

自転車の引き取りを考えるときとは?

自転車の引き取りを考えるタイミングは人それぞれです。自転車の寿命は、走行距離やパーツの劣化具合で変わりますが約5~7年と言われています。自転車のメンテナンスの仕方や保管場所によっては、早めに寿命を迎える可能性があります。寿命を迎えた自転車は、引き取りを考えるタイミングといえるでしょう。他にも、引き取りを考えるタイミングを下記にまとめました。

  • 自転車が壊れて乗れなくなった
  • 新しい自転車を購入するため、前の自転車が不要になった
  • 車や電車を利用するため、自転車が不要になった
  • 引越しをする時の荷物になるから処分する

自転車が壊れたり、新しいものに買い替えたり、引越しをするときなどで引き取りを考える方が多いです。また、自分の生活に合わせて引き取りを検討するのも良いでしょう。

まだ乗れる自転車の引き取りをしてもらう方法

壊れて乗れない自転車は、廃棄処分となりますが、まだ乗れる自転車は、リサイクルや販売といった方法が良いでしょう。

ロードバイクやクロスバイクといった人気の自転車であれば、多少の故障がある程度であれば、引き取りや買取りをしてもらえるかもしれません。故障のない状態であれば、思っていた以上の利益が出る可能性もあります。

では、まだ乗れる自転車の引き取り方法を見ていきましょう。

新しい自転車を買うときに引き取ってもらう

新しい自転車を購入する時に、同時に引き取ってもらうという方法があります。多くの自転車販売店では、自転車の引き取りサービスを有料又は無料で行っています。ただし、「自転車を購入した店舗に限る」や「1台目は無料で2台目以降は有料」など店舗により条件が異なるので確認が必要です。

では、買い替え時に販売店に引き取ってもらうメリット・デメリットを紹介します。

【メリット】
・処分するのに安心安全
・自転車の置き場に困らない
・面倒な手続きが不要 など

【デメリット】
・引き取り不可のものもある
・店舗や台数などに制限がある
・費用がかかる場合がある など

リサイクルショップで引き取ってもらう

リサイクルショップで引き取りをしてもらうという方法もあります。リサイクルショップでは、店舗持ち込みの他に出張買取りなどを行っているところもあります。その場でチェーン切れやライト切れ、ブレーキの作動確認など基本的な動作に支障がないか確認されます。そこで問題なければ買取りしてもらえ、1,000円以上の買取価格になることが多いようです。

ロードバイクやクロスバイクといったスポーツ系の自転車は、人気が高く自転車の価格が高額なため、不具合がなければ高価買取に期待ができる可能性があります。また、一般的な自転車でもステッカーなどが貼られてなく、汚れも少ない状態であれば買取価格アップが狙えます。引き取り依頼の前には、一度きれいに洗ってから査定してもらいましょう。

では、リサイクルショップで引き取りをしてもらうメリット・デメリットを紹介します。

【メリット】
・早く処分できる
・自宅まで査定して取りに来てもらえる
・売れると臨時収入になる など

【デメリット】
・状態によっては買取り不可なものもある
・値段が付かなかったり、安く査定されることがある など

自転車買取専門店で引き取ってもらう

自転車買取専門店で引き取りをしてもらう方法もあります。自転車買取専門店では、自転車の情報が豊富で現在の状態や価値をしっかりチェックしてもらえるので、リサイクルショップの査定額より高い査定額が出てくる可能性があります。

他にも、リサイクルショップ同様に自宅まで査定や引き取りにきてくれる店舗もあり、店舗に持ち込む手間を省くことができ売れたら利益になり一石二鳥です。店舗によって異なるので、一度確認しましょう。また、自転車を処分する時には「防犯登録の抹消」を行う必要がありますが、自転車買取専門店では買取と同時に行ってくれる店舗もあります。

では、自転車買取専門店で引き取りをしてもらうメリット・デメリットを紹介します。

【メリット】
・買取専門店なので安心安全に買取りしてもらえる
・人気の自転車などは高価買取に期待できる
・売れると臨時収入になる
・自宅まで査定や引き取りに来てくれる店舗もある
・防犯登録の抹消などを店舗側がしてくれるところもある など

【デメリット】
・状態によっては買取り不可の場合がある
・普通の自転車だと他店と変わらない可能性がある など

友人知人に譲って引き取ってもらう

友人や知人に譲るという方法もあります。友人や知人に譲ることができれば、費用がかからず自転車の置き場にも困りません。ここで忘れがちなのが防犯登録の抹消手続きです。防犯登録の抹消ができない場合は、自転車と一緒に防犯登録カードを相手に渡しましょう。もし防犯登録カードをなくしてしまった場合は、譲渡証明書を作成する必要があります。防犯登録カードや譲渡証明書は自転車の名義変更を行う際に必要となります。

では、友人や知人に譲って引き取ってもらうメリット・デメリットを紹介します。

【メリット】
・喜んでもらえる可能性がある
・早く処分ができる
・処分費用がかからない など

【デメリット】
・防犯登録の抹消や名義変更をしないとトラブルになる可能性がある など

ネットオークションやフリマサイトに出品する

ネットオークションやフリマサイトなどに出品をするという方法もあります。最近は利用者も増え、思っていた金額以上で落札されることもあります。ネットオークションやフリマサイトには、誰でも簡単に出品することができ、自分で値段を決めることができるので、比較的高く売ることができます。

しかし、自分で梱包し発送するなどの手間がかかります。また、個人間でのトラブルになったりするケースもあるので注意が必要です。他にも、防犯登録の抹消を行わないとマナー違反になるので、出品前に必ず抹消手続きを行いましょう。

では、ネットオークションやフリマサイトに出品するメリット・デメリットを紹介します。

【メリット】
・自分で価格設定ができるので高額で売れる可能性がある
・いつでもどこでも簡単に出品をすることができる など

【デメリット】
・梱包や発送をする手間がかかる
・個人間トラブルになるケースがある
・出品前に防犯登録の抹消を行う必要がある など

壊れて乗れない自転車の処分方法

壊れて乗れなくなった自転車は処分する方が多いでしょう。自転車の処分方法はいくつかあり、今回は4つ紹介します。処分費用や手軽さなど様々な部分を見て、自分に合う処分方法を見つけてください。

自転車販売店に処分を依頼

自転車販売店では引き取り処分を受け付けている店舗も多く、大手チェーン店であれば連絡なしで持ち込んでも対応してもらえる可能性があります。自転車販売店で処分のみしてもらう場合は、店舗により異なりますが500~1,000円程度の費用がかかります。動かすことができない自転車などの処分を依頼するときは、事前に連絡をすると引き取りに来てもらえるところもあるので相談してみてください。また、自転車販売店は、防犯登録所を兼ねているところが多く、自転車の処分と同時に防犯登録の抹消も依頼できます。

不用品回収業者に処分を依頼

定期的にトラックで街を巡回している不用品回収業者に依頼する方法もあります。そのような回収業者に依頼すると、その場で回収してくれたり、連絡すれば早く回収してくれるため不要な自転車の処分が手短に済みます。しかし、処分費用が他の方法と比べ多少割高になることが多く、1,000~3,000円ほどかかります。また、防犯登録の抹消ができるか回収業者によって異なるので、事前に確認が必要です。

引っ越し時に処分を依頼

引っ越しの時と同時に処分してもらう方法もあります。処分のための手続きや搬出する手間がかかりません。不用品の引き取りサービスを行っている引っ越し業者は何社もあるので、見積もりの時に確認してみましょう。基本的には、引っ越しの見積もりとは別に処分費用がかかってきます。

自治体の粗大ごみとして出す

自治体の粗大ごみとして処分する方法があります。自治体によっては、「指定の場所近くに収集」や「処理場まで自分で持ち込む」など処分方法によって費用も異なります。まずは、住んでいる自治体の粗大ごみの処分について調べましょう。ここでは、東京都、大阪府の粗大ごみ費用例を紹介します。

東京都の場合は、地域により自治体で回収を行っているところと、粗大ごみ受付センターでまとめて受け付けている地域があります。粗大ごみ受付センターでも、地域により回収と持ち込みと分かれており費用が異なります。インターネットで粗大ごみ受付センターで事前に申し込みを行う必要があります。下記に東京都の例を紹介します。

自転車の種類 処分費用()は持ち込みの場合
自転車(16インチ未満)、子供用三輪車、一輪車 400円(0円)
自転車(16インチ以上)、大人用三輪車 800円(400円)

※電動自転車は、バッテリーを取り外して荷かご等に入れて出す必要があります。

参考<粗大ごみ受付センター|東京都

引き取ってもらえなくても自転車の路上放置はダメ

状態が悪く引き取ってもらえなかった自転車を、そのまま路上に放置しておくのはダメです。持ち家の一軒家があり敷地内に放置している場合は良いですが、路上は私有地ではないため不法投棄などトラブルにつながる可能性があります。たとえ状態が悪く引き取ってもらえない場合でも、乗らない自転車は早めに適切な方法で処分しましょう。

盗難自転車として警察から連絡がくることがある

自転車を路上放置していたりすると、防犯登録の情報から盗難自転車として警察から連絡がくることがあります。また、その自転車が犯罪などに使用された場合、自分に容疑がかけられる可能性もあります。

仮に本当に盗難被害にあっていた場合は良いですが、放置したことで警察から連絡がきて身に覚えのない容疑をかけられたり、不法投棄で罰せられたりしないよう自転車の置き場には注意しましょう。

住民トラブルになることがある

アパートやマンションなど賃貸住宅や集合住宅の共有スペースに、故障した自転車や乗らない自転車を放置していると住民トラブルになることがあります。自転車から出た錆が自転車置き場に付いてしまうと、清掃代を請求されたり、自転車の置き場に困っている方から苦情がきたりする可能性があります。

トラブルを未然に防ぐためにも、故障したり乗らない自転車は、早めに処分しましょう。

自転車を手放す際には防犯登録の抹消手続きをしよう

自転車を手放す時には、必ず防犯登録の抹消手続きを行いましょう。防犯登録所へ防犯登録カードを持参すれば、手続き可能です。防犯登録所は、自転車販売店などが請け負っていることが多いので、近くの防犯登録所を探してみましょう。

自転車の防犯登録とは

「自転車防犯登録制度」は、自転車の安全利用や盗難被害の早期解決のため、自転車保有者に登録を義務づけた法律です。都道府県により異なりますが、「東京都では登録料は660円で、有効期限10年」です。
自転車を購入した際は販売店で同時に登録をします。自転車を譲り受けた場合は、最寄りの自転車防犯登録取扱所で防犯登録をします。この際も登録料として660円かかります。

防犯登録は、お住まいの都道府県警察に登録されるので、処分するときや他人に譲渡するとき、都道府県を跨ぐ引越しをするときは登録の抹消または再登録を行いましょう。

参考〈東京都自転車商防犯協力会〉

防犯登録の抹消手続きの方法

防犯登録の抹消手続きは、「自転車防犯登録カード」「自転車本体」「身分証明書」を防犯登録所へ持参して行います。手続きが完了すると、「自転車防犯登録変更(訂正)・抹消届」が発行されます。これが証拠になるため、大切に保管しておきましょう。

まとめ

今回は、自転車の引き取りや処分の方法について解説しました。自転車の引き取りや処分をしてくれる所は様々あるので、メリット・デメリットを考え自分に合う方法で適切に処理を行いましょう。もし、引き取り依頼で買取りをしてもらえると、臨時収入につながるので一石二鳥ですね。

自転車の引き取りや処分をする時には、必ず防犯登録の抹消を行いましょう。忘れてしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性があります。自転車の処分方法は、自治体により異なりますので、お住まいの自治体の粗大ゴミ処分の決まりを守り適切に処分を行いましょう。

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