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自転車のコラム

こうなったら自転車を買い替えるサイン!買い替えのタイミングやメンテナンス方法を解説。

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通勤や通学、買い物の足として便利な自転車は、身近すぎるためあまりお手入れをしていない方も多いかもしれません。車のように「車検」もないため、「何年くらい乗れるのか」「寿命はあるのかなど」、改めて考えると疑問が多い乗り物です。

自転車に寿命がくる原因や長持ちさせるメンテナンス方法、買い替えのタイミング、また不要な自転車を処分せず売る方法について解説します。

自転車に寿命はある!一般的には「10年」が目安

結論からお伝えすると、自転車に寿命はあります。一般的には「10年」と言われていますが、素材や乗り方、メンテナンスの有無によっても変わります。
はじめに自転車はどのような状態になると「寿命がきた」といえるのか、またパーツごとの平均的な寿命はどのくらいか、解説します。

こうなったら自転車を買い替えるサイン

自転車は多くのパーツが組み合わさってできているため、部分的な劣化ならパーツ交換によって寿命を長くすることも可能です。ただし空気抜けや異音、サビ(錆)、変形などは、走行に危険が伴い、安全に乗れる保証がない状態につながることもあるため、自転車の寿命になることもあります。

空気抜け

「空気を入れてもすぐに抜けてしまう」場合は、虫ゴムかタイヤが劣化しているおそれがあります。

虫ゴムとは、タイヤに空気を注入する入口を塞いでいる小さなゴムのこと。バルブ部分までセットになった「虫ゴム修理キット」を購入し、交換すればOKです。

虫ゴムを交換しても空気抜けが起きる場合は、販売店でタイヤの点検を受けましょう。タイヤの修理は1本1,500~2,000円程度、チューブレスタイヤだと前輪で約4000円、後輪で約5000円かかります。

走行時の異音

走行中に「カラカラ」「ギシギシ」と異音がしたら、自転車全体に不調が起きているサインです。音のする箇所を目視し、異常や劣化が起きていないか確認してください。

異音の原因で多いものは、次の通りです。

  • シートポストのグリス切れ
  • サドル回りのサビ
  • チェーンの寿命
  • ギアの経年劣化・サビ
  • 自転車全体の金属疲労

販売店に持ち込むと、自転車を解体し原因の特定から入ります。修理工賃も高額になる可能性が高いため、自転車の寿命だと考えて買い替えを検討した方が良いかもしれません。

サビ

自転車は風雨の当たる場所に置かれることも多いため、サビに悩まされるケースもあるでしょう。カゴやハンドルなどはサビやすく、見た目の悪さも気になります。またサビは放置するとフレームやハンドルを劣化させる原因にもなります。
サビがついてきたら、市販のサビ取り剤で除去してみてください。サビ取り剤でも取れない時は、販売店に相談するか、買い替えがおすすめです。

変形

乗り方が荒かったり、倒す頻度が多かったりすると、自転車のフレームが変形することがあります。また経年劣化や金属疲労により、小さな亀裂が入る場合もあります。
特にママチャリは要注意です。ママチャリには軽量でサビにくく、安価なアルミフレームが使われる場合が多いのですが、アルミフレームは折れやすく変形しやすいという特徴もあるからです。

多少のへこみ程度なら問題ありませんが、大きな変形は危険です。販売店に相談するか、買い替えを検討しましょう。

自転車のパーツ別買い替え時の目安

自転車の寿命をさらに詳しく、パーツ別にご紹介します。

フレームの買い替え時

自転車のフレームは、素材によって寿命が異なります。

素材 特徴 用途 寿命
アルミ 軽量で安価。衝撃や腐食に強い。 ママチャリ、ロードバイク、クロスバイクなど幅広い 10年程度
カーボン

炭素素材。軽量で乗り心地が良い。耐久性も高い。高価、割れやすい。 ロードバイク、マウンテンバイクなど 5~10年程度
クロモリ 衝撃に強く、修復可能。美しいデザインが作りやすい。重く、サビやすい。 ロードバイク、クロスバイクなど 30年以上も可能

タイヤの買い替え時

タイヤの寿命は、走行距離3,000kmが目安です。およそ3,000km走ると、タイヤ表面の溝が浅くなったり、ゴムにひび割れができていたりと寿命だとわかる状態になります。
だいたい1,000kmほど走るとタイヤの走り具合やブレーキの利き具合が変化するため、「乗り心地が変わったかな」と感じたらタイヤ状態をチェックしてみましょう。
タイヤは自転車と地面との接地面であり、安全走行に重要な役割を果たしています。「大丈夫」と過信せず、定期的に溝やゴムの状態を目視チェックすることが大切です。

変速機の買い替え時

ギアを切り替える変速機の寿命も、走行距離によって異なります。通勤や通学で1日数km乗る程度であれば数年、趣味やレースで月に数百km走る場合だと半年程度と言われています。
また変速機は外部からの衝撃を受けやすく、傷みやすいパーツでもあります。形が歪んでいたり、操作性が悪くなったりしたら、販売店に相談しましょう。年に一度、定期点検を受けておくとより安心です。

ブレーキの買い替え時

ブレーキは、自転車パーツの中でも特に注意したい箇所です。劣化が進むとブレーキの利きが悪くなり、安全に走行できなくなるためです。ブレーキは1~2年ごとに交換するのがおすすめです。

ブレーキの交換は、ブレーキシュー・ブレーキワイヤー・レバーをすべて取り替えます。自分で作業するのは難しいため、販売店に依頼しましょう。

チェーンの買い替え時

チェーンはサビや走行音、走行性などで寿命を感じやすいパーツです。3,000~5,000km走行ごとに交換するのが目安と言われています。

チェーンの伸びにも注意しましょう。チェーンのプレートとプレートを繋ぐ丸いリングの周囲が削れると隙間ができ、ブレやすくなったり、チェーンがかみ合わずに空回りする「歯飛び」が起きたりします。

自転車の寿命を延ばすポイント

自転車の寿命は一般的に10年といわれますが、管理方法やメンテナンスをしっかり行えば、もっと延ばせます。安価なママチャリでも、アルミフレームが壊れるまで乗ることも可能です。
また「いずれ自転車を売りたい」と考えている場合も、きれいに乗っていた方が高く買い取ってもらえることは言うまでもありません。

自転車の寿命を延ばす管理・メンテナンス方法を解説します。

管理

自転車の天敵は「雨・風」です。多くのパーツが金属でできているため、風雨はサビや劣化の原因となるからです。また風は埃や砂といった汚れを付着させます。自転車はできるだけ風雨の当たらない場所で保管しましょう。
紫外線も金属やゴムを劣化させます。大切にしたい自転車には、専用のカバーをかけるのもおすすめです。

メンテナンス

メンテナンスを習慣化しておくと、自転車をきれいに保てるだけでなく、不具合に早く気づけるというメリットもあります。

メンテナンスをしておきたい箇所とやり方を、下の表にまとめました。

タイヤ 空気圧をチェック、足りなければ注入。溝やゴムの具合も目視。
チェーン 月1回程度、注油。チェーンの伸びを目視、回り具合に異常がないか確認。
ブレーキ ブレーキの利き具合をチェック。ブレーキシュー(タイヤフレームを左右から挟む部分)のすり減り具合が左右均等でなければ、棒ヤスリなどで調整。
変速機 パーツクリーナーで拭き取り掃除、軸部分に注油。
フレーム 全体を固く絞ったタオルなどで拭き取り掃除。落ちない汚れは薄めた中性洗剤で洗浄。

定期点検

自転車の状態は、自分ではわからないことも多いものです。半年から一年に一度は、販売店などに持参し、点検を受けると良いでしょう。日頃のメンテナンスを少しサボってしまっても、プロの目でチェックしてもらえれば安心です。

そろそろ寿命、自転車の買い替えかな?と思ったら

自転車の買い替えを検討しはじめたら、チェックしたいポイントが3つあります。

  • 買い替えには「お得なシーズン」があること
  • 利便性の高いパーツを調べること
  • 忘れずに防犯登録すること

それぞれを詳しく解説します。

自転車購入には「お得なシーズン」がある

実は自転車には「お得に買えるシーズン」があります。
1つ目は、モデルチェンジの時期。自転車のモデルチェンジは10~11月に行われることが多く、秋以降は型落ちとなった前年モデルを安く購入できるチャンスです。

2つ目はセールやフェアの時期。新年度や新生活、ゴールデンウィーク、夏前などに、多くの販売店が特価で販売します。

自転車購入を計画的に進め、日頃から販売店の情報をチェックしておくと、思わぬお得に出会えるかもしれません。

人気の機能やパーツを調べる

せっかく買い替えるなら、より快適に乗れる機能がついた自転車を探してみましょう。良い素材やパーツがついた自転車を選ぶと、自転車の寿命を長持ちさせられる場合もあります。

人気の機能やパーツの一部を紹介します。

ノーパンクタイヤ 「耐パンクタイヤ」とも呼ばれます。チューブやタイヤを太くし、パンクしにくい構造を持つタイヤです。
ローラーブレーキ ママチャリに使われるブレーキの中でも上位モデル。利きが良く、雨の日でもスッと停止します。ブレーキ特有の「キーキー音」が鳴りにくいのも人気の秘密。
LEDビームランプ 夜道でも足元を広く照らしてくれ、安心して走行できます。別売りの商品を後から付けることも可能です。

買い替える時は自転車の防犯登録を抹消する

自転車を買い替える際は、不要になった自転車の防犯登録を抹消します。抹消しておかないと、万一自転車が犯罪行為などに使われた際、トラブルに巻き込まれることもあるため、忘れずに済ませておきましょう。
防犯登録の抹消は、「自転車防犯登録所」のサインがある販売店で可能です。登録抹消したい自転車と、身分証明書、あれば防犯登録カードを持って問い合わせてください。

自転車は買い取りも可能!寿命・処分前に問い合わせを

不要になった自転車は処分……ではなく、売ることも可能です。アップガレージサイクルズは、「車体・パーツ全般買取可能」「即現金化」「他社より高い金額提示」が特徴の自転車専門買取サービス!どのような自転車も査定しますので、まずはお問い合わせください。

まとめ

ママチャリやシティサイクル、ロードバイク、クロスバイクなど、どのような種類の自転車でも、管理とお手入れをしっかり行えば、10年以上は寿命が持ちます。サビや油切れ、汚れ、タイヤ状態などに気を付け、定期的にメンテナンスしていきましょう。

ただし荒っぽい乗り方をしていたり、倒してしまったりすると、寿命は短くなります。変速機やフレームなど、傷みやすいパーツを点検し、不具合があれば販売店に相談してみてください。

寿命がきた自転車の処分に困ったら、アップガレージサイクルズにご相談ください。どんな自転車でも、専門の査定担当が適正価格で買い取りいたします。

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