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自転車のコラム

自転車の寿命は〇年!?買い替えのタイミングや長く乗るためのコツと処分方法

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「自転車の買い替えのタイミングはいつがベストなの?」と思う方も少なくありません。自転車が壊れたとき、サビがひどくなったとき…..など、買い替えを考えるときは人それぞれです。買い替えるのは費用がかかるので、できれば長く自転車に乗りたいと考える方も多いでしょう。

そこで今回は、自転車の買い替えタイミングや自転車の寿命、自転車を長く乗るコツなどを解説します。また、乗らなくなった自転車の処分方法も紹介します。自転車の寿命は、パーツや乗り方、メンテナンスなどにより異なります。最適な買い替えタイミングを知り、乗らない自転車は自分に合う方法で適切に処分しましょう。

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自転車の寿命は何年?

自転車の寿命は、使用期間や走行距離、使用者の体重や乗り方などにより大きく異なります。ほぼ毎日乗っている方であれば、1~2年で消耗品などのパーツに寿命が来ます。タイヤが摩耗したり、ギアチェンジがスムーズにできなくなったり、走行中に異音がするなどの症状が出ると劣化している証拠です。また、使用しているパーツの品質も自転車の寿命に影響してきます。不具合や故障がある場合でも、その不具合パーツを交換すれば問題なく走行できる可能性は高いです。

しかし、修理箇所が大きな場所であったりすると、修理より買い替えた方が安くなることがあります。その場合は、自転車の寿命となり買い替えるタイミングと言えます。

では、自転車の寿命をパーツごとに見ていきましょう。

フレーム

フレームは、自転車の骨格といえる大きなパーツです。そのため、フレームが折れない限りは、他のパーツを交換すれば乗り続けられます。フレームで重要なのは、錆と曲がりの有無です。錆は金属を腐食させている状態のため、フレームの強度は下がります。また、転倒したりして自転車を地面に強くぶつけたりするとフレームが曲がる可能性があります。自転車の修理でフレームの曲がりは多少修正できますが、強度は下がってしまいます。フレームの強度が低下した状態の場合、フレームが折れてしまう可能性があるので注意が必要です。

また、フレームの強度は素材によって変わります。以下にフレームに使われる素材の特徴や寿命をまとめましたので、参考にしてみてください。

素材 アルミニウム カーボン クロムモリブデン
特徴 軽量で安価、錆にも強くコストパフォーマンスに優れる 軽量、強度が高い、振動吸収性能が高い、価格が高い 振動吸収性能が高い、強度が高い、長く使える、錆に弱い
寿命の目安 3~15年(新品の性能は3~5年で低下) 5~10年 10~20年
価格 安い 高い 普通
耐衝撃性 高い やや弱い 高い
強度・剛性 高い 高い 高い
重量 軽い 軽い 重い

タイヤ

タイヤに寿命がくると、ブレーキの効きが悪くなったり、滑りやすくなります。タイヤ表面の溝が浅くなり、地面との摩擦力が低下するためです。また、長い間摩擦を受けてゴムにヒビ割れができると、タイヤ内部のチューブの劣化を早めることにつながります。

タイヤの耐久年数は約3年と言われていますが、実際は年数よりも走行距離を基準に寿命を判断する方が良いです。自転車のタイヤは、約3,000km~が寿命の目安とされており、1,000kmを超えるとタイヤの走行性能が低下します。しかし、実際に走行距離は計測できないので、タイヤの溝をチェックし判断しましょう。

ブレーキ

ブレーキは、年数の経過と共に劣化が進みやすくなるため、1~2年ほどで交換するのがおすすめです。速いスピードで一気に急ブレーキをかける行為やブレーキの使用が多い走行の仕方の場合、ブレーキに負担がかかり擦り減りがが激しくなります。

ブレーキシューのゴムの表面には溝が刻まれており、その溝がなくなるとブレーキの効きが悪くなるため危険です。ブレーキの効きが悪いと感じた場合は、点検して必要であれば早めに交換しましょう。

チェーン

チェーンはタイヤと同様に、約3,000km走行すると交換の目安と言われています。しかし、チェーンは使用により伸びが発生する可能性があるのでチェックする必要があります。

チェーンの伸びは、チェーンプレートとプレートを繋いでいるリンクの周りが摩耗し削れていくのが原因です。チェーンが伸びると、チェーンのリンクに小さな隙間ができ、チェーンにたわみが発生します。その状態で走行すると、「歯飛び」というチェーンがかみ合わず歯の上をくるくる回ってしまうのです。チェーンを点検し、伸びが発生している場合は交換した方が良いでしょう。

ペダル

カップアンドコーンタイプのペダルの場合は、30,000~50,000kmが寿命の目安となっています。ペダルは、転倒した時に激しく地面とぶつかるパーツなので、歪みや損傷によって使用できなくなることが多いパーツの一つです。損傷や歪みが生じた場合は、すぐに交換しましょう。

また、走行中にペダルを回すと異音が聞こえたり、メンテナンス後もペダル内部のベアリングに違和感を感じた場合は、ペダルを交換することをおすすめします。

変速機

変速機は、外部からのダメージを受けやすく、寿命のサインは年数で見るより、「変速機に歪みがある」「スプリングが弱くなって変速操作が重たくなった」「変速しにくくなった」など見た目や操作感に違和感を覚えた時です。

特に、転倒した時やぶつけた時などは入念なチェックが必要です。歪みや損傷が発生している可能性があります。また、気づかないうちに歪みが生じていることもあるので、年に1回は自転車専門店などで点検をしてもらいましょう。

自転車がこうなったら寿命かも?

先程、自転車のパーツごとの寿命を解説しました。パーツ以外でも、自転車本体の寿命というのもあります。
では、実際に自転車がどのような状態になったら寿命なのか、見ていきましょう。

タイヤの空気がすぐ抜ける

タイヤの空気を入れても、すぐにタイヤの空気が抜けてしまうことがあります。新しいタイヤの場合は、タイヤの空気を入れるバルブの「虫ゴム」の劣化が多いです。虫ゴムの交換は簡単で、自分で部品を購入し修理できます。修理キットを購入しておけば、交換が初めてであってもスムーズに修理できるでしょう。

他にも、タイヤの劣化の場合があります。チューブタイプのタイヤであれば、中のチューブの交換だけで済むことがあります。チューブレスタイプのタイヤだと、前輪で4,000円、後輪で5,000円程の修理代がかかります。タイヤが劣化したままの状態で使用し続けると、ホイールが歪んだり自転車本体を痛める原因になりますので、早めの交換が必要です。

前後とも交換が必要なときは、自転車の寿命と考え、買い替えを検討しても良いでしょう。

走行時に異音がする

走行中に異音がする場合は、自転車の不調のサインであり、原因は様々あります。ペダルを漕いだ時にきしむ音がしたり、衝撃音がしたり、ギアを切り替えた時にガチャガチャ音がしたり…..、と異音は様々あります。シートポストのグリス切れやサドル周りや各部の錆、チェーンやギアの劣化など、異音に応じた原因も様々です。

異音の原因特定には時間がかかり、修理費用も高額になる可能性があるので自転車の寿命と考え、買い替えを検討することをおすすめします。

フレームが変形している

転倒してしまったり、無理な運転をして障害物に当たったりするとフレームが変形する可能性があります。フレームは、自転車の骨格であり、とても重要なパーツです。

小さなへこみなどは問題ないですが、大きな変形はとても危険です。フレームが大きく歪んでしまった場合は、買い替えを検討しましょう。

サビがひどい

自転車は金属の素材で製造されているので、錆に強い製品であっても雨ざらしの場所や湿気の多い場所に置いておくと錆びてしまいます。錆びた自転車は見た目が悪くなるのはもちろんですが、パーツが錆びてしまうとハンドル操作やブレーキ、ギアの変速などに影響がでる可能性があります。錆が原因で、パーツが損傷することもあります。

錆取り剤で改善されない場合は、買い替えを検討しましょう。

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自転車の寿命を延ばす方法はある?

自転車の寿命を少しでも延ばすためには、錆を防ぎ、タイヤを痛めないようにするのがポイントです。

ここでは、自転車の寿命を延ばす方法を5つ紹介しますので、参考にしてみてください。

できれば屋内で保管

自転車は雨に弱いので、できれば屋内保管が望ましいです。屋内保管が難しいという方は、カバーをかけて保管するようにしましょう。屋外保管だと雨風や紫外線が当たり、錆が発生する原因になったり、タイヤやハンドル、サドルのゴム部分の劣化を早めてしまいます。

屋内保管やカバーをかけて保管することで、自転車の寿命はかなり延ばすことができます。

タイヤの空気をまめにチェック

タイヤの空気圧が低下している状態で自転車に乗ると、タイヤの劣化が早く進みます。ロードバイクは4~5日に1回、シティサイクルは1~2週間に1回は空気圧をチェックし、空気の補充を行いましょう。

空気は自然と抜けていきますので、自転車に乗らない時でも空気圧はチェックしておきましょう。

定期的にメンテナンスする

自転車の寿命を延ばすには、定期的なメンテナンスが重要になります。安定した走行を楽しむためにも、2年に1回は自転車専門店で整備してもらうと、自転車の寿命はより延びます。では、パーツごとのメンテナンス方法をまとめますので、参考にしてみてください。

パーツ メンテナンス方法
フレーム 長距離走行後や1ヶ月に1回は、硬く絞ったウエスやタオルで拭きあげましょう。拭き掃除だけで落ちない汚れは、薄めた中性洗剤などで洗います。
タイヤ 週に1回は空気圧のチェックを行いましょう。
ブレーキ ブレーキシューの擦り減り方が左右で異なる場合は、ヤスリなどで削り修正しましょう。定期的にチェックすることも大切です。
チェーン 毎日使用している場合は週に1回、休日のみの場合は月に1~2回注油を行いましょう。目視によるチェーンの伸びの確認も重要です。
ペダル 水洗いし、ベアリング部に注油します。ペダルの軸受け部に注油すると、中のグリスが流れ出る可能性があるため注意しましょう。
変速機パーツクリーナーを吹きかけペーパータオルや布で拭き取り、潤滑スプレーなどで注油しますh

衝撃を与えないように乗る

自転車の寿命は、乗り方にも影響されます。外部からのダメージに弱いパーツも多く、劣化した状態のパーツに強い衝撃が加わると、自転車の寿命を縮める原因になります。

段差を乗り越える時などは、できるだけ衝撃を与えないように注意しましょう。

立ちこぎなどで負担をかけない

立ちこぎは、フレームやタイヤを痛めます。正しい乗り方をすることで、タイヤの摩耗を遅らせることができます。

自転車に負担をかける乗り方をすれば、自転車のパーツに負荷がかかり寿命が短くなる可能性があるので注意しましょう。

買い換えるならこんな自転車がおすすめ

自転車を買い換えるなら、今の自転車の心配なところをカバーできるような機能のついた自転車がいいでしょう。ここでは、「買い換えるならこんな自転車がおすすめ!」という自転車を紹介します。自転車選びの参考にしてみてください。

パンクしにくい自転車

チューブやタイヤ自体が太く、パンクに強いタイヤを装着している自転車です。また、一番多いパンク原因のリム打ちパンクを防ぎ絶対にパンクしない「ノーパンクタイヤ」というタイヤもあります。

パンクのリスクを減らすことで、安心して自転車に乗ることができます。

さびにくい自転車

ハンドルやフレーム、かごなどに錆に強いステンレスやアルミニウムのパーツを使用している自転車がおすすめです。錆は、自転車の大敵でもあります。

アルミやステンレスは、長期間使用していても錆びにくいので、メンテナンスの頻度が少ない方でも綺麗な状態で乗り続けることができます。

ローラーブレーキ採用の自転車

ローラーブレーキは、一般的なママチャリに搭載されているブレーキの中でワンランク上のパーツです。ブレーキは、自転車に乗る上でとても重要なパーツです。ローラーブレーキは、通常のブレーキより効きが良く、雨の日などでもしっかり止まることができます。。

乗らない自転車の処分方法

乗らなくなった自転車の処分方法は、お金を払って処分してもらう方法や状態によっては売れる方法などがあります。ここでは、自転車の処分方法を5つ紹介しますので、自分に合う処分方法の参考にしてみてください。

買い替え時に下取りを依頼する

自転車を購入した店舗で、下取りをしてくれる場合があります。料金は店舗により異なりますが、無料の場合が多いです。しかし、2,000円程度の下取り費用が必要なところもあるので確認が必要です。買い替え時に下取りしてもらうことで、古い自転車と新しい自転車をその場で乗り換えることができ、面倒な手続きなども一緒に終えることができるので、何度も足を運ぶ手間も省くことができます。

リサイクルショップに売る

有名なメーカーの自転車や、人気のあるロードバイクやクロスバイク、スポーツバイクならリサイクルショップで買取が可能です。状態などにより買取不可となる可能性がありますが、買取してもらえたら臨時収入になります。持ち込む前に一度店舗に確認をしましょう。

不用品回収業者に依頼する

自転車のみを不用品回収業者に依頼すると、かなり割高になります。自転車1点などの数え方でなく、トラックの容量などで料金が決まるため、5,000~10,000円ほどかかる場合が多いです。他の不用品があれば良いですが、自転車のみの場合はおすすめしません。

粗大ごみに出す

自転車は、粗大ごみとして処分することができます。自治体により方法が異なるので確認が必要ですが、無料の場合や数百円程度で処分できます。
多くの場合は、処分場まで持ち込みになるので、持ち込みが難しい場合は不用品回収業者などに依頼しましょう。

自転車買取専門店に売る

自転車買取専門店に買取してもらう方法があります。自転車の買取に特化しているため、自転車の状態によりますが、買取してもらえる可能性は高いです。特に、人気のある自転車などは高価買取に期待できます。また、リサイクルショップでも買取してもらえますが、査定価格は専門店の方が高いです。少しでも高く売りたい方は、自転車買取専門店に依頼してみるのが良いでしょう。

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自転車を買い替える際には古い自転車の防犯登録抹消手続きをしよう

自転車を買い替える時には、必ず防犯登録の抹消の手続きをしましょう。手続きは、自転車防犯登録所の看板を掲示している自転車店やホームセンターでできます。

抹消の手続きを行う際には、「抹消登録する自転車」「身分証明書」「防犯登録カード」の3つが必要になります。防犯登録カードは、防犯登録した時にもらうカードで、なくした場合でも抹消登録は可能です。

抹消登録を行わず処分した場合、もし自転車が犯罪などに使用された場合に警察に疑われたりとトラブルになることがあります。廃棄する場合でも、必ず防犯登録の抹消は行いましょう。

防犯登録の抹消については、以下の記事をご覧ください。

【注意】自転車の処分前には必ず防犯登録の抹消手続きが必要です!

まとめ

今回は、自転車の寿命について、寿命を延ばす方法、自転車の処分方法、防犯登録抹消手続きについて解説しました。

自転車の寿命はパーツにより異なり、故障が重なると修理するのに大きな費用がかかる場合があります。その場合は、自転車の寿命と考え買い替えを検討しましょう。また、不要な自転車は、必ず防犯登録の抹消を行ってから処分をしましょう。自転車の処分は、下取りか買取専門店で売る方法がおすすめです。

愛車の寿命は、メンテナンスや保管方法、乗り方などで延ばすことができるので、普段から実践して楽しい自転車ライフを送りましょう。

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