クロスバイクのタイヤの適正な空気圧はどのくらい?空気圧を保つメリットも解説

「最近クロスバイクを漕いでいると重たく感じる…」
「以前ほど滑らかに走らない気がする…」
もしそんな違和感があるなら、まずはタイヤの空気圧をチェックしてみましょう。 空気圧の管理は、快適さと安全性のどちらにも直結する重要なメンテナンスポイントです。
本記事では、クロスバイクの走行性能に大きく関わるタイヤの空気圧について、確認方法や適正値を守る理由、空気が抜けやすい場合の対処法までをわかりやすく解説します。
本記事で紹介する内容
- タイヤの空気圧をチェックする方法
- 適正空気圧をキープすると得られるメリット
- 空気がすぐ抜けるときの原因と解決策
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目次
空気圧、気にしていますか?
「タイヤの空気圧と言われてもピンとこない…」 そう感じる方は多く、実際に空気圧をこまめに点検している人はごくわずかです。
しかし、空気圧を放置して走り続けると、次のようなトラブルを招きやすくなります。
- ペダルが重くなり、余計に力が必要になる
- パンクリスクが高まる
- タイヤの摩耗が早まる など
「進みが悪い」「ペダルが重い」といった違和感を覚えたら、まずは空気圧を疑ってみてください。最適な空気圧は快適走行のカギを握ります。
クロスバイクの適正空気圧
クロスバイクは、一般的にロードバイクよりも少し低い空気圧が適切だとされています。これは、ロードバイクよりも太いタイヤを使用することが多いからです。
たとえば、体重が65〜75kgほどの人であれば、6BAR(87PSI)くらいから試してみてください。乗り心地を追求する人は、0.2〜0.5BAR(3〜7PSI)刻みで微調整するのがおすすめです。
ただし、ほかの自転車同様、適正空気圧はモデルやメーカーごとに異なるので、空気を入れるときは必ずタイヤ側面にある空気圧の記載を確認しましょう。
たとえば「△〜◯psi」「max.120psi」「◇〜◯bar」のように範囲や上限が示されています。その範囲内で調整するのが基本です。
ロードバイクタイヤの適正空気圧は以下をご覧ください。
空気圧の確認方法
「適正な空気圧はわかったけど、空気圧を測る方法がわからない…」という方もいるでしょう。
ここでは、計測手段と空気圧の単位について説明します。
空気圧の計測方法
自転車の空気圧を手軽に確認するなら、「空気圧ゲージ付きポンプ」が最も便利です。空気を入れながらそのまま数値を確認できるため、初心者でも扱いやすく、日常メンテナンスに重宝します。
ゲージには機種差による誤差があるため、毎回同じポンプを使うと管理しやすくなります。
バルブに差し込むだけで測定できる専用ゲージもありますが、こちらは空気を入れる機能がないため、計測専用として利用してください。
空気圧計付きポンプが無い場合は?
空気圧計付きポンプや計測器が手元にない場合でも、タイヤの接地面を指で押しておおよその硬さを確認する方法があります。
- 男性:強めに押して少しだけへこむ程度
- 女性:力いっぱい押してもほとんどへこまない程度
この方法は感覚的で気温や個人差に影響されやすいため、あくまで応急チェックと心得ましょう。 できれば空気圧ゲージでの測定をおすすめします。
空気圧の単位
自転車タイヤの空気圧には複数の単位が使われます。
- bar(バール):ヨーロッパで一般的。特にマウンテンバイクなど太いタイヤで多く見られます。
- psi(ピーエスアイ):アメリカで広く使われる単位です。
- kPa(キロパスカル):国際的な気圧単位で、1barは100kPaに相当します。
タイヤによって表記単位が異なるため、空気を入れる際は必ずタイヤに記載された単位を確認してください。単位を合わせないと正確な空気圧がわからなくなるので注意しましょう。
クロスバイクに空気を入れる際の注意点
クロスバイクに空気を入れるときは、バルブの種類に気をつけましょう。
バルブは大きく3種類に分かれます。
- 英式バルブ
- 米式バルブ
- 仏式バルブ
クロスバイクには米式バルブもしくは仏式バルブが使用されることが多い傾向にあります。ここで注意したいのは、もし種類の異なるアタッチメントを用意してしまうと、空気が入れられないという状態になりかねないことです。
また、空気を入れる頻度にも目を向けてください。空気圧が低下すると、タイヤはパンクしやすくなります。つまり、空気圧を適正に管理していればタイヤの寿命は延びる可能性があるということです。
週に1〜2回程度が目安だと言われていますが、乗り方によってはそれ以上の頻度で空気を入れる必要があるケースもあります。
最初に定期的に空気圧を測って、どのくらいの頻度で空気を入れるのが自分には最適なのかチェックするとよいでしょう。
空気圧を適正にすることで得られるメリット
空気圧を適正に保つと、主に次の4つのメリットがあります。
- パンクリスクが低減する
- ペダルが軽くなる
- タイヤ寿命が伸びる
- 振動を吸収して乗り心地が向上する
パンクリスクが低減する
自転車に付きもののパンクですが、空気圧を適正に保つことで発生確率を大幅に下げられます。
空気不足で段差に乗り上げるとチューブがリムと地面に挟まれ「リム打ちパンク」が起きやすくなりますが、十分な空気を入れておけば挟み込みを防げます。
パンクは修理費だけでなく走行中の転倒・事故にも直結するため、空気圧管理は安全面でもコスト面でも非常に重要です。
ペダルが軽くなる
適正空気圧を維持すると、地面との接地面積が小さくなり摩擦抵抗が減少します。これによりペダルが軽くなりスイスイ進むようになります。
長距離走行でも疲れにくくなるため、通勤・通学やサイクリングが快適になります。
タイヤ寿命が伸びる
空気圧が適正だとタイヤやチューブの摩耗が抑えられ、結果的にタイヤ全体が長持ちします。
一般的にタイヤ交換の目安は3年ほどですが、空気圧管理を徹底すれば交換サイクルを延ばせる可能性があります。交換頻度が減ればコスト面でもメリットが大きいですね。
タイヤ寿命の詳細は別記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
振動を吸収して乗り心地が向上する
適正空気圧のタイヤは路面からの細かな振動を吸収しやすく、長距離でも疲れにくいのが特長です。
段差や凹凸による衝撃が緩和され、スムーズで快適なライドを楽しめます。
タイヤの空気がすぐ抜ける場合は寿命かも
「空気を入れてもすぐ抜けてしまう…」 そんな症状が続くときは、タイヤ自体の寿命が近い可能性があります。
劣化が進んだタイヤは空気が抜けやすく、ひび割れなどの不具合も起きやすいもの。通常は交換が必要になります。
DIYで交換することもできますが、道具や時間、スキルが必要ですし、思ったより費用がかさむことも。
長く乗ってきたクロスバイクの場合、ほかのパーツも同時に傷んでいるケースが多いため、修理より買い替えのほうがコストパフォーマンスに優れる場合もあります。
買い替えの際はクロスバイクを売ろう!
買い替えを検討しているなら、今使っているクロスバイクを買取に出すこともお忘れなく。
処分してしまうより、買取で現金化して新車購入費に充てれば、よりお得に乗り換えられます。
クロスバイクの買取相場については別の記事で詳しく紹介していますので、チェックしてみてください。
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まとめ
自転車に乗る人は非常に多いですが、空気圧まで気にしているという人はそれほど多くないでしょう。
しかし、空気圧を適正に保つとさまざまなメリットがあります。パンクのリスクが減ったり、タイヤの寿命が延びたりするので、結果として修理や交換の費用も抑えられるかもしれません。
ただし、どれだけ空気圧を適切に維持しようと思っても、すぐにタイヤの空気が抜けてしまうことがあります。このような場合は、タイヤの寿命かもしれません。長く乗っている人であれば、同時に自転車自体の寿命が近づいている可能性もあります。
そこで、修理や部品の交換もいいですが、いっそのこと自転車の買い替えも検討してみてください。古い自転車を売って、新しい自転車を購入するほうがお得なケースもあります。
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