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自転車のコラム

自転車タイヤのひび割れ、どうすればいい?危険性と対処法を解説

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何気なく走っているその自転車──
タイヤのひび割れを「まだ大丈夫」と放置していると、次の一瞬にはパンクや転倒事故を引き起こすかもしれません。
この記事では、自転車タイヤのひび割れがもたらすリスクと、今日からできる対処法を詳しく解説します。
大切な安全を守るために、今すぐ自転車のタイヤをチェックしましょう。

こんな人におすすめ

  • 自転車タイヤのひび割れが気になる
  • ひび割れを放置しても大丈夫か知りたい
  • ひび割れた場合の対処法を知りたい

 

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あなたのタイヤのひび割れは大丈夫?

ひび割れの種類と特徴

自転車のタイヤにできるひび割れは、状態によって危険度が異なります。

よく見られるひび割れのパターンとしては、以下が挙げられます

  • 軽度:細かい表面のひび割れがある
  • 重度:タイヤの側面に深い亀裂がある

表面の細かいひび割れは経年劣化や紫外線によるダメージが原因のことが多く、見た目にざらついた質感が特徴です。

一方、タイヤ側面の亀裂は、自転車に過度な負荷がかかったり空気圧が適切でなかったりすると発生しやすいものです。このような深いひび割れは空気漏れやパンクの原因となる可能性があるため、特に注意が必要です。

こんな場合はすぐに対処が必要

タイヤのひび割れが以下のような状態であれば、すぐに対応することをおすすめします。

  • 亀裂が1本の線状に進行している場合
  • 亀裂からタイヤ内部の繊維が見えている場合

これらの場合は早急に修理または交換を検討してください。このまま放置すると、走行中にパンクする可能性が高まり、事故にもつながります。

特に載せる荷物の重さが増えるような場合、ひび割れの進行はさらに早くなるため注意が必要です。

小さなひび割れなら安全?

細かい表面のひび割れのみであれば直ちに危険があることは少ないですが、そのまま放置するとひび割れが深まったり広がったりする恐れがあります。

特に空気圧がしっかり保たれていない場合、タイヤに余分な負荷がかかり、ひび割れが悪化することがあります。そのため、小さなひび割れでも空気圧の管理や定期的なメンテナンスを行い、状態の変化に注意を払いましょう。

安全性について確信が持てない場合は、自転車屋での点検を依頼することで安心して使用を続けることができます。

自転車タイヤのひび割れの原因とは?

経年劣化によるタイヤの劣化

自転車のタイヤはゴム製品であるため、時間の経過とともに劣化は避けられません。ゴムの柔軟性が失われ、側面や接地部分にひび割れが生じることがあります。

例え交換から半年以内でも、乗車頻度や保管方法によって劣化が早まる場合もあります。特に日常的に長距離を走行する方や荷物を頻繁に載せる方は、タイヤにかかる負荷が増えてひび割れが発生しやすくなるため注意が必要です。

自転車のタイヤの寿命については以下の記事で解説しています。

【危険】自転車のタイヤの寿命はたった3年?おすすめの対処法を解説!

タイヤの空気が足りない or 入れすぎ

空気圧の適切な管理はひび割れ防止において非常に重要です。空気が足りないとタイヤが潰れやすくなり、特に側面に負荷が加わるため、ひび割れが生じやすくなります。

一方、空気を入れすぎた場合もタイヤに過剰な圧力がかかり、寿命を縮めてしまう可能性があります。適切な空気圧を維持するためには、タイヤの側面に記載されている範囲を参考にし、定期的に空気を補充することが重要です。

自転車のタイヤの適正空気圧は以下の記事で解説しています。

自転車タイヤの適正な空気圧はどのくらい?空気圧の確認方法と適正に保つメリットを解説

屋外保管によるダメージ

自転車を屋外で保管している場合、紫外線や雨風によるダメージがタイヤのひび割れを引き起こす主な原因となります。

紫外線はゴムの劣化を早め、表面に細かな亀裂が入りやすくなります。また、雨風によって湿気や汚れがタイヤに付着し、これが劣化を促進する場合もあります。

屋外で保管する際は保護カバーをかけるなどの対策を行うことで、タイヤを守ることができます。

過度な負荷や使用頻度

日常的に重い荷物を積んで長距離を走行するなど、タイヤにかかる負荷が大きい場合、ひび割れの進行が早まることがあります。

タイヤは自転車の重量を支える重要な部分であり、その負担が過度であると、ゴムが劣化しやすくなります。

また、頻繁に使用するほどゴムの消耗が進み、ひび割れが目立つようになることもあります。

安全を保つためには、使用頻度や負荷に応じたタイヤの点検や交換を検討することが大切です。

ひび割れタイヤのリスク

パンクやスリップ事故の可能性

自転車のタイヤにひび割れが生じた場合、そのまま放置するとパンクやスリップ事故を引き起こす危険性があります。

タイヤのひび割れを放置していると、内部のチューブが露出してしまうことがあります。このまま走行すると衝撃を受けた際に空気が漏れ出し、突然のパンクに繋がる恐れがあります。

また、ひび割れが進行してタイヤ表面のグリップ力が低下すると、雨の日や滑りやすい路面でスリップするリスクも増加します。このような状況は大きな事故に繋がる可能性があるため、早めの確認と対処が重要です。

走行中の破損による危険性

タイヤのひび割れが深刻になると、走行中にタイヤがパンクしてしまうケースがあります。

特に高い速度で走行中にタイヤの側面にできたひび割れが広がると、バーストと呼ばれる急激な破損が起こる可能性があり、制御不能になって転倒事故を引き起こす危険性があります。自動車や歩行者がいる道路でこのような事態が発生すると、大きなトラブルにも繋がり兼ねません。

ひび割れによる破損は予想外のタイミングで起こることが多いため、「大丈夫だろう」と思わず、早めの対策が必要です。

ひび割れが進行した場合のトラブル

一見小さなひび割れでも、放置することでどんどん進行し、重大なトラブルに発展することがあります。

ひび割れが深くなり内部の繊維や構造が露出すると、防御力が極端に低下します。その結果、ゴム部分が裂けたり、空気圧を保持できない状態になったりすることで、タイヤそのものが走行に適さない状態に陥ります。

また、ひび割れが進んだタイヤを使用し続けることで自転車全体に余計な負荷がかかり、ホイールやフレームの消耗を早めることもあります。トラブルを未然に防ぐためにも、タイヤの定期的なチェックと劣化部分の早期対応が肝心です。

ひび割れたタイヤへの対処法

応急処置を行う方法(ゴムのりやパッチ)

自転車のタイヤにひび割れが見つかった場合、軽度であれば応急処置を行うことが可能です。

その方法の一つに「ゴムのり」や「パッチ」を使う補修があります。

ひび割れ部分にゴムのりを薄く塗り、乾燥させてゴムの密着性を補強します。この方法はひび割れが広がるリスクを最小限に抑えるための、一時的な対策として有効です。

ただし、このような応急処置はあくまで一時的な対策に過ぎず、走行中の振動や負荷で再びひび割れが進行する可能性があるため、早めの本格的な修理や交換を検討する必要があります。

タイヤ交換が必要な場合の注意点

ひび割れの範囲が広がり、筋状に亀裂が続いたり、内部の繊維やコードが見えるようになった場合は、タイヤ交換が必要です。

タイヤ交換を行う際は、交換するタイヤの種類や品質に注意しましょう。例えば、耐久性が高いタイヤで知られる「IRC Long Run」シリーズなどが選択肢として挙げられますが、自分の自転車に適合するか確認することが重要です。

また、交換作業はプロの自転車ショップに依頼するのが安全です。交換後も、空気圧管理を怠らず、定期的なメンテナンスを行いタイヤの寿命を延ばすよう心がけましょう。

自転車タイヤの交換費用は以下の記事をご覧ください。

自転車のタイヤ交換の費用はどのくらい?自分で取り付ける方法も解説

ひび割れを防止するための予防策

最適な空気圧を保つ

自転車のタイヤのひび割れを防ぐには、常に空気圧を適切な範囲に保つことが重要です。

空気圧が低すぎるとタイヤが潰れ、側面に負荷がかかることでひび割れが進行しやすくなります。一方で、空気圧が高すぎる場合も均等に負荷がかからず、タイヤの劣化を早める可能性があります。

タイヤの側面に記載されている適正空気圧を目安にし、1ヶ月に1度は空気圧を確認すると良いでしょう。特に重い荷物を日常的に運ぶ場合、定期的な空気圧チェックは必須です。

定期的なメンテナンス

タイヤの状態を定期的に点検することで、ひび割れや摩耗を早期に発見することができます。

目視でタイヤの側面やトレッド部分を確認し、ひび割れやゴムの劣化、摩耗がないかチェックしてください。

小さなひび割れは軽度であればゴムのりなどの応急処置で対処が可能ですが、放置するとパンクや走行中のトラブルにつながります。

また、タイヤの汚れを定期的に落とすことでゴムの耐久性を保つことも重要です。

タイヤを長持ちさせる保管方法

タイヤの劣化を防ぐためには、保管条件も大切です。

自転車を屋外に保管すると、紫外線や雨風による影響でタイヤがひび割れやすくなります。保護カバーを利用して直射日光を防ぐことや、できるだけ屋内に保管することがおすすめです。

また、長期間自転車を使わない場合でも、タイヤの空気圧を適正に保つことでタイヤが潰れるのを防ぎ、ひび割れが発生しにくくなります。保管中でも定期的にタイヤを回転させて、ゴムの同じ箇所に負荷がかかり続けないようにするのが理想的です。

タイヤの寿命が近いと感じたら

タイヤの劣化が進んで寿命が近くなると、空気が抜けやすくなったり、ひび割れが出たりと、不具合が起きやすくなります。こうなると、多くの方がタイヤの交換を検討することになります。

タイヤ交換は、自転車店に依頼するのが一般的ですが、自分で整備できる知識や工具があればDIYも可能です。ただし、どちらにしても時間やコストがかかる点は避けられません。

さらに、タイヤが寿命を迎えているということは、それだけ自転車を長く使っている証拠。タイヤだけでなく、他のパーツにもガタがきていることが多く、修理を進めるうちに「思ったより費用がかさんだ…」というケースも少なくありません。

そんなときは、思い切って自転車自体の買い替えを検討するのもひとつの選択肢です。結果的にコストパフォーマンスが良くなる場合もあるので、修理費が高額になりそうなときは、買い替えも視野に入れてみましょう。

買い替えの際は自転車を売ろう!

新しい自転車に乗り換えるとき、いま使っている自転車をそのまま手放してしまうのはもったいないです。
少しでも現金化できれば、新車購入の資金にもなりますし、リユースによって次の持ち主にも喜ばれるというメリットもあります。

買取価格の目安や事前準備については、以下の記事も参考になります。

【2025年】自転車の買取相場はどのくらい?車種ごとの金額や高価買取のコツを解説

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まとめ

タイヤのひび割れは、見た目以上に大きなリスクをはらんでいます。

たとえ小さな亀裂でも、放置すればパンクや走行中の事故につながりかねません。

早期発見と適切な対処、そして日頃からの空気圧管理や保管方法の工夫が、あなたの安全を守る第一歩です。

「まだ走れる」と油断せず、自転車と長く付き合うためにも、タイヤの健康状態には常に目を配りましょう。

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